空き家を放置するディメリット
親の持ち家を相続すると、どんなディメリットがあるかを考えてみましょう。
そもそも持ち家(実家等)を相続したら、その解決策として、①子供の誰かが住む、②賃貸する、③売却して現金に換える等が考えられます。
しかし実際は他府県で遠方だったり、リフォームも金がかかりすぎたり、売ることも困難だったり等の理由で、空き家のまま放置される例が多く見受けられます。
一方空き家を取り壊して更地にすると、固定資産税が一挙に6倍になったりします。
空き家を維持し放置しても多額のお金がかかります。ざっと挙げるだけでも①固定資産税、②住民税、③火災保険料、④電気代水道代、⑤草刈り費用、⑥空き家までの交通費等一つ一つは少額でも、合計すると馬鹿になりません。
では空き家をメンテナンスせずに放置するとどうなるでしょうか?
空き家を維持するにも税金などのお金がかかり、近隣住民とのトラブルになったり、家屋の倒壊でけがを負わせてしまったら裁判費用もかかる。資産価値が低下してしまった段階で取り壊すと、土地の売却価格より解体費用が高くつく場合もあります。
このように空き家は厄介なものとなりますので、空き家になる前から「実家をだれに相続してもらうのか、相続したのちの実家の処分はどうするのか」を、家族会議で話し合っておきましょう。